日時: 2018/05/21(月)
場所: 御在所前尾根
参加: junjun / 吉田ゆき(L)
先日中尾根からみた前尾根がカッコよくって是非とも登ってみたいと思っていました。さっそく強引に計画して計画立ててしましました。マルチの入門ルート・御在所前尾根でもいろんなルートがあります。ノーマルで登るとホントに入門&システム確認にうってつけのルートですがバリエーションルートで行くとかなり面白いピッチをつないで満足クライミングも楽しめる奥の深さがあります。今回はコジラメンバーのjunjunとバリエーションを楽しむクライミングに出かけてきました。
まずは 水分購入を忘れて頼みの藤内小屋が休業・・・やけくそでYMCA の YMだけ
なんか見えてきました 前尾根
右手のカッコイイ尾根筋、P1までいくとすぐそこが縦走路へつながってます
さて1P目(P7) とりあえずUPかなーーー junjunトップでノーマルからスタート。
Ⅴ-級ということですがそんなにあるのかないのか不明ながら安定して登っていくパートナーjunjun 頼もしいぞ。
セカンドの私はノーマルではなく「蛇の皮 5.9」へ、クラックルートです。
クラックはジムでも練習できないし、いまいち経験がないこともあって苦戦・・・大苦戦。クラックの5.9でも難しく感じます。
そして、屈辱のテンション・・・セカンドで良かった~。
違う違う、そんなことで安心してどうする俺!
ちゃんとビレイしてくれている(と思ってた)junjunを見ると、上で満面の笑顔で笑ってる。
さらにテンション→((´∀`))ケラケラ ・ テンション→((´∀`))ケラケラケラケラ の繰り返しで凹みます。 ・・・でも少ない長所だと思っている「わりあい早く立ち直る」スキルを使って次のピッチへ向かうことにします。
えーーと、今回はトップにルート選択権があってフォローは自動的にそのルートを行くことになってます。
P6はクラック5.9とチムニーで迷ったあげく チムニーⅣ級 へ。ザックは別途荷揚げして身一つでズリズリ・・・ズリズリ、ちょっと楽しい!なんんかクライミングっぽいぞ!難易度は低いけど。
※P5 は北谷側から行ってしまい、深く考えずコンテで通過。
というか、ロックガーデンみたいなところをサクッと登ってしまいどこがP5なのかよく覚えてません。
100岩の藤内沢ルートへ行きたかったのですが失敗しました。
さて、P4です。
またしてもミス・・・上部のすべり台へ抜けたいと思って下部を適当に登ったのが失敗。気が付いたら単なるⅢ級凹角登ってたり。ちなみに、このあたりで飽きてきました。ロープ出すか出さないか迷うレベルの登り。歩いてるのか?登ってるのか?、しょっちゅうコンテしたのでロープ捌いてばかりだし。そろそろガツンと一発決めておかないと「何しに来たんだか分からなくなるぞ」光線がjunjunからビシバシ注がれてます。俺もおんなじ気持ちだって!
下の写真は P3の入り口、Aスラブ(超簡単だけど念のためビレイしてます)
ここらで、ちゃんとしたクライミングに取り掛かります。
候補は5.10a ~ 5.10b のルートないかなー??? とトポ見て探してるとスティックフィンガー5.10a が筆頭候補。でも短かいよね?もうちょっと・・・と探していると右手の凹角のさらに右手に20m以上のスラブルートがありました。ピッカピカのペツルも打ってあるしコイツに決まりです。
スラブは先日のカリフォルニアドリーミング3Pでだいぶ自信付いたので意気揚々と取り付きます。
・・・最初こそフリクションがっつり効いてくれますが、すぐに「手足なにも無い」状態に、自分の思い上がりが恨めしい。
右・・・左・・・となにが乗れる・持てる結晶はないかと探しますがありません。
マジでない・・・絶望感と悲壮感が俺を襲う。
しかも、かろうじて乗っているホールドっぽいところでミシン踏み出す始末。これまでか?テンション掛けちゃうかも?と思いましたが、ピンがしっかりしているからといって挑戦せずに情けないフォールは嫌です。とにかく一歩踏み出して1mほど右に走る薄いバンドにさえ指がかかれば堪えられるもしれない、とスメア効かせて乗り込んでいきました。
靴底の感覚で数ミリずりッと来たのが分かりましたがギリギリ薄いバンドに指がかかりそれ以上落ちることもなくクリップ!やったーーーーー! あとワンムーブで最後のカチに届く、「そうしたらOSだ!」と思うと頑張れます。しっかりレストして最後のムーブを決めてビレイポイントへたどり着きました。体感 5.10a ~ 10b くらいだと思いますが高度感半端ない中で登り切れたのが嬉しい。まじで痺れました、高度感を加味してウインドサーファー5.10b 並みかな?と思います。
ルート名不明、北谷側へすっぽり100mほど落ちていきそうな感じがわかりますか?
ルート名とグレード不明だし、【スティックフィンガーの右手の凹角ルートのさらに右側のスラブ】って冗長すぎ。なので帰りの車でjunjunと内々での呼称を考え「P3鬼スラブ 5.10b」に決定、あの小説に出てくるヤツをまんまパクッてます。というか、誰か詳細教えてくださいませ → 後日加筆:北谷スラブ 5.10a というのが正解ッポイです。
セカンドとは言え junjun もこのルート登り切りました凄いぞ。そして「ホントにギリギリで登ってると喋らないのね」とjunjunから指摘。喋らないじゃなくって、しゃべれないが正解なんですけど。高度感は下の写真の通り。
登り切って、今日来たかいがあったね!と2人で喜び合って だーーーーーい満足です。
登攀対象のP2やぐらⅣ級
これは簡単なんでサクッと登ってしまいましたが、サスペンション 5.10b NP にチャレンジすればよかったかも。さっきのスラブOSでウッホウッホしてしまったのを反省、次来たらちゃんと登ろうと思います。
前尾根var 今日のルート
P7: ノーマルⅤ級 (junjun) / second 蛇の皮 5.9 (yukki)
P6: チムニーⅣ級 (yukki) / (junjun)
P5: 北谷側ノーマルⅢ級 コンテ
P4: 下部 凹角Ⅲ級 (yukki) / (junjun)
P4: 上部 凹角Ⅲ級 (junjun) / (yukki)
P3: Bスラブの更に奥にあるスラブ 体感5.10b (yukki) / (junjun)
P2: やぐら Ⅳ級 (yukki) / (junjun)
ギヤ類
カム: 0.3~3 を1セット(吉田ゆき) + 0.5 / 0.75(junjun)
ヌンチャク : 二人で長ヌン10本+フリー用10本 計20本
ロープはダブル 50m を使用
カム3番は迷いましたが、
せっかく持ってきこともあり無駄に使用してjunjunに怒られました「回収が重たいやろー!」って。