昨年春、剱岳から見た後立山連峰。縦走したい気持ちが増すばかり。折りしも宮さんも行きたいと言う。彼女は別の大目標もあったらしいけど。
とにかく宮さんが計画を立ててくれて、上さんも参加して下さるとのことで頼もしい限り。里さんはアルプス縦走初体験だけど行く気満々。
今回の山行中、天狗山荘が雪崩でテントと売店のみの営業、加えて白馬鑓温泉ルートも雪渓不安定で通行禁止。そのためか唐松岳から白馬岳間の登山者は少なく混雑を避けられた。
そして何よりも天気に恵まれた。絶景につぐ絶景で、しあわせを感じながら歩いた充実の4日間でした。
日時 2018年7月12日夜~7月16日
場所 鹿島槍ヶ岳~五竜岳~唐松岳~白馬鑓ヶ岳
メンバー 女性1名(宮さん) 男性3名(上さん、里さん、爺さん)
7月12日(木) 梅田BT21:40発
7月13日(金) 晴れ
松本BT6:05着~松本駅6:27=7:39信濃大町7:45=タクシー=8:05大谷原8:20~9:20西股出合 9:30~(赤岩尾根)~13:05冷乗越~13:20冷池山荘~テント場
その名の通りの赤岩尾根、急登、山頂に雲がかかり鹿島槍は見えない
冷乗越から見る冷池山荘、良くこんな所に建っているな?山荘の上にテント場、見えるかな?
夕暮れ時のテント場 雲が急に動き始め、山頂が見え始める。中央に剱岳の雄姿が。
剱岳をシルエットに赤く染まりゆく空。至福の時間。
絶景!感動で心が震える! 吹き上がってくる風の寒さで身体も震えた。
7月14日(土) 快晴
冷池山荘テント場5:30~7:15鹿島槍ヶ岳南峰7:25~8:00北峰8:10~9:30キレット小屋 9:45~12:30G5とG4間のコル12:40~13:25五竜岳13:40~14:25五竜山荘~テント設営
一点の曇りも無い剱岳。中央に大きな三ノ窓雪渓、右に小窓雪渓。その右に池ノ平山
鹿島槍ヶ岳への登り、宮さん余裕の笑み。手を伸ばせば届く所に立山連峰、誰だって笑顔になります。
鹿島槍ヶ岳北峰より直下の八峰キレットを恐るおそる覗く。下に小さくキレット小屋。
遠くに眼を向ければ五竜岳へと続く稜線が一望できた。
岩壁に挟まれた八峰キレット、キレット越しに見る剱岳。 絶景です! バンザーイ!
・・・と言っても両手を挙げたら落ちますよ。クサリは持っていて。
行く手に立ちはだかる岩壁の手前G5,奥G4. 長くて、クサリ連続できつかった。
越えて来たG4を振り返る トラバース中の里さん、楽しそう
五竜岳への上り、越えて来た鹿島槍ヶ岳南峰と北峰が遠くになる。雲海に稜線が浮かび上がる。
五竜岳からテント場五竜山荘を見る。あともう少しと嬉しくなる。
しかし到着してビックリ、テントの張場が無い。 なんとか隙間を見つけテント設営。
しかしここは人、人で都会の喧騒がそのまま。此処には泊りたくない。
7月15日(日) 快晴
五竜山荘5:30~7:45唐松山荘8:00~8:20唐松岳8:30~9:05不帰嶮二峰南峰9:15~二峰北峰~ 天狗の大下り(登り)~12:05天狗ノ頭~13:05天狗山荘~ テント設営(地均しに時間要す)
これから行く不帰嶮の核心部、二峰北峰 右端の尖がった岩の左を越えて行く。
左は天狗の大下りと言われる天狗尾根と天狗ノ頭
二峰北峰から下りの中間付近にある
クサリと仮橋、皆さんスイスイ降ります。 一峰より振り返る二峰北峰
天狗の大下りと呼ばれる難所、高さ300mを今回は登ります。ガレ場の急登はきつい!
後方に不帰嶮、手前から二峰北峰、奥へ二峰南峰、三峰
天狗の大下りの中間地点から上を見上げる。どこが道になってるの??
7月16日(月) 快晴
天狗山荘5:30~6:20鑓ヶ岳6:30~8:10村営頂上宿舎8:35~9:50葱平10:05~大雪渓~11:50白馬尻小屋~12:40猿倉荘12:50=タクシー=13:25白馬ロイヤルホテル(温泉)~JR白馬駅
14:37=(あずさ)=15:55塩尻16:03=(しなの)=18:05名古屋18:13=19:03新大阪
朝は霧がかかり、風も強かった。白馬鑓ヶ岳登頂し、雲海に浮かぶ白馬岳を見る
村営頂上宿舎近くの丸山から白馬岳と日本最初の山小屋である白馬山荘
白馬大雪渓を降りる。名の通り長い長い雪渓でした。宮さん、4本爪アイゼンで快調に降る。
澄んだ青空、目の前にいつも剱岳、最高の4日間でした。