大峰・矢納谷

クライミング

日時:2018年8月5日
場所:大峰・吉野川水系上多古川 矢納谷
メンバー:junjun、muko_miya、yassun(SL)、ハッシー、よーこさん、ジロウさん、吉田ゆ(L・記録)
お風呂:川上村湯盛温泉 杉の湯 pm6:00 まで
共同装備:20mロープ1本、カム各種、ピトン4枚
個人装備:ヘルメット、ハーネス、スリング1本、安環ビナ1枚
できれば、50mダブル(L)+30m(SL) + 下山用にガーミンGPS が欲しいです。

総勢7名のため赤ナメクチキの滝で折り返し、大滝以外は基本直登で遡行。

インド映画でおなじみボリウッドダンスからスタート、朝早くから行動しているのでみんな変なテンションでノリノリ。前回のおバカポーズよりカッコよさは数段上だし、なによりおバカなの神様が今回の遡行を見守っているはずなので安心して突っ込んでいきますよ!

私たちの駐車場所は林道終点手前の 1.5km 手前の駐車スペースっぽいところ。凸凹だけど終点まで行っても3台は駐車できそう。
林道終点は射爆13mがかかり、上多古川本谷と矢納谷の出会い地点。山の神を左に折れ矢納谷15mを巻きあがったところから入渓しました。

ここから飽きさせない・・・というより次々出てくる中規模滝をこなしながら楽しみながらどんどん遡行していきます。
途中の15mほどの無名滝は右岸側から行けるか?とも思いましたが岩が脆く中間支点とっても危なそう。そして落ち口の水量も微妙なため左岸から巻き上がりました。
ここで11:30、かなり歩き登ったのでいったん休憩です。

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すぐに沢筋に戻って大岩をかわしながら進んでいくと現れるのが 昇竜ノ滝40m 凄い迫力!
小中学生が喜びそうな名前ですが、この沢にかかる滝のネーミングセンスはなかなか心擽られます。矢野谷一の大瀑布=昇竜ノ滝40m、赤チャート=赤ナメクチキ滝、後光がさすような滝=光輪ノ滝などなど。

なんとなく、ハッシーさんによるピトン打ち講習会っぽく・・・
この浅さなら「静荷重なら止まるけど・・・」「回収できるか?・・」などなど。最後はニッカニカでカムやピトンにぶら下がってブラーーーんと遊んでました。
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昇竜ノ滝40mは直登絶対に無理なので、左岸ルンゼをちょこっと登り杣道を使って巻き上がります。ケーブル鉄柱跡まで来たらそこから沢に戻り遡行再開。ここからは遡行図にある深い釜を持つ8mを巻かずに登りあがりゴルジュ帯へ突入です。落ちたって下は深いので怪我しないかな?と思いましたが滝自体が射爆に近いので念のためロープ出してメンバー全員を確保。

ゴルジュの奥にある6mほどは直登無理のため右岸から巻きました。キャッキャしながらゴルジュを抜けると支流からかかる30mの大滝!
初めて見たときに、これが赤ナメクチキ滝か!と勘違いしたほどの威容でした。赤ナメクチキ滝はそのすぐ横の本谷にかかる水量の多い25m滝の方でした。

ハッシーもテンションMAX。
ここで12:30ごろだったと思います。お昼にしようと思いましたが滝風がすごくってちょっと寒い。少しだけ巻き上がってから食べようと思います。ここは左岸巻きが正解で30mほど上がればすぐに不明瞭な杣道に出会います。なんとなく踏まれていてテープ跡があったり、それとなくわかるので安心。日の光が当たる沢筋に戻りお昼を摂りました。これで今日の予定折り返し地点まできたので一安心。そして思った以上の登りの連続と滝の威容に触れて大峰のなかでも最高ランクになる???かもな沢登りを堪能できたことに満足です。

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この沢は下山が曲者。
不明瞭すぎる踏み跡を朽ちかけたビニールテープとともに追いながら緊張感のあるくだり。昇竜ノ滝の巻き道にあるケーブル鉄柱跡を見つけたときはかなりホッとしました。でもこの後も写真のような朽ちかけた梯子とか微妙な下山が続きます。杣道が縦横に踏まれているので騙されないように!沢登りあるあるですが、GPSとか地形図は必携でした。

ガイドBOOKでは1級+ですがmたぶん2級が正当なグレードだと思います。
そして今回ロープを出したのは3回、ピトンで支点作ったのが1回。高巻きミスで懸垂下降を想定したらリーダーは50mダブルを持っていくべき沢だと思います。

サブリーダーのyassunさんから「オレ史上最高の沢登り!」と太鼓判をおされるくらい楽しい遡行だったのは間違いないです。そのうちもう一度挑戦してコウリン滝の上か大峰主稜線まで突き抜けてみたいと思います。

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