いつかは行ってみたい、越えてみたいと思っていた鋸岳。今年チャンスが巡って来た。
ガレ場の急登と急降下、長い長いクサリ場が続き、やっぱり、危険な難関ルートとよ~く判った。 それでも行って良かった、越えて良かったと思える不思議な峰、鋸岳であった。
日時 2018年8月2日夜~8月5日
場所 甲斐駒ヶ岳~鋸岳
メンバー 女性1名(てるみん) 男性2名(リーダー:上さん、爺さん)
8月2日(木) 快晴
JR尼崎駅20:10=吹田IC=21:40多賀SA=24:00駒ケ岳SA=伊那IC24:20=仙流荘駐車場01:10-(仮眠)
8月3日(金) 快晴
起床4:00-仙流荘6:05=バス=6:50北沢峠7:00~8:45双児山~9:30駒津峰~11:00甲斐駒ケ岳11:30~12:50六合目小屋(泊)-13:15水場13:55-夕食-1830就寝
南アルプス林道バス停仙流荘には、早朝6時前というのに長蛇の列
バスは一挙に標高2030mの北沢峠に運んでくれます。甲斐駒ヶ岳を目指し、しばらくは樹林帯を進みます
甲斐駒ヶ岳6合目、駒津峰到着。眼前に白いピラミッドのような甲斐駒ヶ岳
巨大な六方石、左を通る登山者が小さく見えます。これより岩場の直登コースを進む。
振り向けば歩いて来た縦走路、その奥に「南アルプスの女王」と呼ばれる千丈ヶ岳。
岩場が多くなっきて、こんなスラブ登りも。後方右は北岳、その奥は間ノ岳。 気分爽快です。
甲斐駒ヶ岳2967m登頂、てるみん最高の笑顔。 祠と石碑があり、安全登山を祈願。
甲斐駒ヶ岳の山頂から見る。ギザギザした稜線の向うにポコッと突き出た鋸岳、まだまだ遠い。
六合目小屋到着、岩室の上に屋根を被せた小屋、奈良労山の方3人と我々で6人でゆっくりできた。
8月4日(土) 快晴、夕方一時雨
起床3:30-六合目小屋5:00~5:45三ツ頭5:55~6:55中ノ川乗越7:05~7:40第二高点7:50~大ギャップ~8:55鹿窓9:05~小ギャップ~9:55第一高点・鋸岳10:20~10:40角兵衛沢のコル~12:10大岩下ノ岩小屋12:25~14:25戸台川出合~渡渉14:50~16:15戸台川河原(テント場)-夕食-1930就寝
中ノ川乗越到着、「登るところは何処?」リーダー上さんキッパリ「このガリーを登る!」「ホンマニ?!」
ズルズルと落ちそうなガレ場を登りきると第二高点2675m。千丈ヶ岳をバックに、てるみんと剣
第二高点から左側斜面を落ちて行くように急降下して大ギャップの底へ。反対側の斜面に渡るトラバース、足を動かせば「ラク!ラク!」の叫び声、独りずつ慎重に渡る。
大ギャップの底をトラバースすると鹿窓への取付き地点、鹿窓への長い急登、クサリが付いていて安心だが、足を不用意に置くと岩屑を落としそうで、静かに一歩一歩登る。
小ギャップ、手前が長い降りのクサリ場、正面が登りのクサリ場。先行するパーティは奈良労山の3人。
角兵衛沢のガレ場を下ります。てるみん、滑っているのか?しりもちついているのか?判らないけど、、降りて行きます。後方左は千丈ヶ岳
ガレ場で不機嫌だったてるみんも歩き易い道に入って気分も良くなり、こんなポーズも「大岩が傾いてきてるので、支えなきゃ!」
戸台川出合に到着、渡渉。てるみん渡りはじめるも腰が引けてる。先に渡った上さん、指示を出す。
渡渉して、ホッと一息。上を見上げれば歩いてきた鋸岳の峰々が見渡せた。
8月5日(土) 快晴
起床4:00-テント場5:45~6:45戸台大橋6:57=バス=7:10仙流荘・駐車場7:30=伊那IC=松川IC=9:00清流苑(入浴・昼食)11:40=13:30養老SA=14:50吹田SA=15:30JR尼崎駅