剱岳 快晴を待って無事登頂!

縦走・ピークハント

2018年上半期、色々な山に登りましたが、何と言っても今回の剱岳チャレンジは緊張の連続でした💦

9月15日(土)20時 尼崎駅出発 悪天候のため一日出発を遅らせる。テント泊の予定だったが、素泊まり小屋泊に。心の中でほっとする。
9月16日(日)1時30分頃立山駅  6時発のケーブル、バスを乗り継いで室堂へ。すでに多くの登山者が集合。皆さんどこまで行くのかな。それにしても寒い。8時すぎに出発し、新室堂乗越の手前で雷鳥親子の道案内を受ける。 11時に本日の宿、剱御前小屋に到着。早く着いたので、乾燥室も独占状態。そのうち風雨がひどくなり、ツアーの人達が駆け込んで来る。明日も天気は悪そう、明後日はgood、ということで、リーダーの英断で剱岳チャレンジは最終日と決定し、明日宿泊の剣山荘へ予約を入れる。15時頃より早めの夕食作り。寒いのでお鍋は最高。イチゴゼリー付き。
9月17日(月)剱御前、別山、南峰を踏むために5時過ぎに起床したが、雨。別山のみ登頂し、御前小屋に戻り、ゆっくり準備して9時30分に霧雨の中出発。10時25分クロユリのコル、明日の練習として一服剱へ向かう。11時過ぎに到着。鎖場でクライムダウンの練習。剱と聞くだけですでに緊張。ガスの中、周りの状況がわからないまま、明日はここから先に進むんだ、と自分に言い聞かせる。11時50分剣山荘到着。寒い。シャワーどうぞ、と言われても寒くて無理。食堂で、今回が8回目の剱岳となったリーダーの説明に耳を傾け入念に明日の準備。雨がひどくなって皆さんズブ濡れで駆け込んで来る。今日も早めの夕食、フィットチーネ温まる~。 9月18日(火)3時30分起床。天気回復。星空の中、4時50分出発。5時12分一服剱、ここからが未知の世界。なんというガレ場、想像以上。5時59分前剱、緊張続くが順調。前剱を越えるとすぐに4mの橋、左右は切れ落ちてる。先行する小屋番の女性とそのお友達がお手本になって、上手く渡れた。6:42平蔵の頭、上り下りが分かれて進む。6:50平蔵のコル、そして、6:57ついにカニのタテバイ直下へ。 ビル7階建て高さの岩壁にほぼ垂直にかけられた鎖!圧倒的な迫力に一瞬気後れするが、とにかく必死でよじ登る。足が上がらない~。怖い。リーダーが心配そうに声をかけてくれる。ご心配おかけしました。何とか登れました。そして7時33分ついに登頂。頂上にいた人達の間で自然に拍手が起きる。何だか感動。すばらしい天気の中、鹿島槍・五竜岳がくっきり。先月後立山に登って来た紀子さんはさらに感動。そして、    あれは・・立山雄山のむこうに槍ヶ岳。          富士山も見えて最高の絶景。名残惜しい中、8時すぎ下山開始。下りこそ要注意と言い聞かせて、急がず慌てず。まず、難所カニのヨコバイ。マークが着いているため、よく見て最初の右足をしっかりそこに置けば難なく通過。と、次はステンレスの長いはしご。高度感満載。平蔵のコル、平蔵の頭と来て、9時すぎ前剱の門、ここから前剱過ぎまでは、下山時の事故が多発している要注意ルートらしい。確かに、落石も、滑落も何でもあり、また怖さが蘇る。9時50分一服剱、10時18分剣山荘。登頂出来たあ~!と思ったら緊張の糸が切れて転倒。
幸いけがもなく、後は帰阪へ一目散。剱御前小屋を経て14:50室堂到着。最後はへとへとで、気力も体力も使い果たす。山行の終わりにやっと気づく。立山はもう秋の気配。

 

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