日時:2019年9月6日(金)~8日(日)
メンバー:女性6名、男性1名(用心棒)
〈1日目〉9月6日(金) 晴れ
6:00 新大阪集合 → 7:15 名古屋 → 10:06 松本 → 12:00 上高地→13:13 明神 → 14:00 徳沢 → 15:15 横尾山荘(泊) |
〈2日目〉9月7日(土) 快晴
5:45 横尾山荘 → 6:40 一の俣 → 7:25 槍沢ロッヂ → 8:05 ババ平 → 8:40 大曲 → 11:10 播隆窟 → 12:23 槍の肩 → 13:18 槍ヶ岳山頂 → 14:30 槍ヶ岳山荘(泊)※19:00~播隆祭 |
〈3日目〉9月8日(日) 晴れ
5:15 槍ヶ岳山荘 → 6:00 播隆窟 → 7:45 大曲 → 8:40 槍沢ロッヂ → 9:35 一の俣 → 10:30 横尾山荘 → 11:40 徳沢 → 12:40 明神 → 13:20 小梨平 → 15:00 上高地 → 16:30 松本 → 19:00 名古屋 → 20:30 新大阪 |
初めての槍ヶ岳、初めての北アルプス。心配していた台風はどこへやら?天気に恵まれ、偶然居合わせたイベントにも参加、美形なきのこたちにも出会えた超ラッキーな山行でした!
《1日目》
早起きして新幹線、電車、バスを乗り継いでちょうどお昼に上高地へ到着。空気がカラッとひんやりしていて清々しい!六甲山とは全然違う(←当たり前)。山へ行く人や観光客でにぎわってます。
今日の行程は上高地から横尾まで。横尾まではのんびりと(勝手に)きのこ観察ハイク。ほかのメンバーもきのこを探しを始め、いつの間にか結成される「きのこ発見隊」。
徳沢に到着。名物のソフトクリームは「帰りのご褒美に絶対食べる!」と誓うメンバー達…。そしてまだまだ続く「きのこ発見隊」。確実に広がるきのこの布教(洗脳)活動。
たくさんのきのこに出会えて(個人的には)大満足の1日目でした。
横尾山荘は建物もとってもきれいで、コンセントや乾燥室が自由に使えて、お風呂まで入れます。ここのトイレには少し抵抗がある人もいますが…。なんといっても2段ベッド室が最高です。壁とカーテンで仕切られた完全プライベート空間。星空を見るのも忘れて朝まで熟睡でした。
《2日目》
気温10℃、快晴。今日はいよいよ槍ヶ岳の頂上を目指します。横尾山荘で不要な荷物を預かってもらい、身軽になって元気に出発。しばらくはきのこが続きます。
沢沿いの(きのこ的に)いい感じの森をどんどん進んでいきます。ちょうど「ベニテングタケが見たいんですよ~」と話をしていたところ、先行するメンバーから声が。なんと、ベニテングさんです!しかも美形。これで今回の私の目的はほぼ達成です(←まだ槍の姿すら見ていないけど)。
他のメンバー達もベニテングタケには興味深々、歓喜の声!帰りにどこまで成長しているか楽しみが出来ました。
楽しかったきのこゾーンに別れを告げ、いよいよ核心部への登りが始まります。あのキツかった真夏の六甲山トレの成果を発揮する時が…。時折涼しい風が吹くも強い陽射しと続く登りで汗が出ます。
何やら法衣に菅傘姿で前を歩くお坊さんの姿がチラチラ。さらには待ち構えるテレビカメラ!なんとこの日は偶然にも槍ヶ岳を開山した播隆上人の祭りが催される日でした。まさかその祭りに自分達が参加することになるとは、このときはまだ誰も知る由もなく…。お坊さんは何を履いて山を登るか?という話になり、草履か?地下足袋か?などと予想していたところ、普通に登山靴でした。
登り待ち、写真待ち、下り待ちで槍の穂先は混雑してます。中には家族連れで果敢に登るちびっ子の姿も。槍ヶ岳初挑戦の3名、六甲での岩稜トレがしっかり活かされてます。
幾多のトレを乗り越え、こうして無事、槍ヶ岳のてっぺんにたどり着くことが出来ました。「槍?もちろん登ったことあるよ」と言える人々の仲間入りです。
私たちが下りてきた後から少しずつ雲が…。夕日が沈むころには雲海で幻想的な風景に。
「やれやれ今日も一日よく頑張ったな~」と思っていたら夕食のあと思わぬイベントが。それが「播隆祭」。参加者には無料で飲み物・食べ物が振る舞われ、乾杯のお酒まで!なんというタイミング、超ラッキー!こうして2日目の夜は更けていくのでした…。
《3日目》
最終日。晴れ、気温10℃。今日も天気は文句なし!それほど寒くもなく風も穏やかです。今日は一気に上高地まで下山し、帰阪します。
お待ちかね!再びきのこゾーンに突入し、再結成される「きのこ発見隊」。このあたりになるとスキル「きのこ眼」(山を歩いていると自然ときのこを見つけてしまう能力)をみんな習得済み。
あとは宣言通り徳澤園にてご褒美のソフトクリームを食し、横尾山荘にて荷物をピックアップ。小梨平にて入浴&反省会。この日も上高地はたくさんの人でにぎわっていました。
信じられないほど色々とラッキーな出来事に恵まれた今回の山行。播隆上人のご加護と、今回ご一緒してくださったメンバーの皆様に感謝です。ありがとうございました!