日時:2019年12月8日(日)
参加・記録:yoyu (単独)
場所:氷ノ山南面
国道29号線のライブカメラをチェックすると積雪があった様子。氷ノ山の南側には坂ノ谷コースという冬季もポピュラーなルートがありますが、厳冬期はヤマメ茶屋からの林道は積雪が多くて車で入れないため、ダラダラの長い林道を歩いてアプローチしなければならず面倒くさい。冬の初めの積雪が少ない時だけは、四駆で入って長い林道歩きをスキップできる場合があり、今日はそのチャンス。標高約1,200mの殿下登山口まで車で入って、手っ取り早く三の丸、調子良ければ山頂を目指す計画で入山。
しかし、ヤマメ茶屋から林道に入ると予想より積雪が多く、積雪がノーマルのジムニーの腹をこすり、車の挙動がかなり不安定。山奥でスタックしてしまうとエライことになるので、殿下登山口の3km手前で進むのを断念。
林道に車で入れる代わりに、積雪が不十分で藪が深く、登山道以外は進めないハズですが、尾根を見ると案外行けそう。入ってみることにしましたが、後で後悔することに。
今までウロコ板で結構登れていた経験があり、今回はシールを持ってこなかったんですが、この日は全然効かなかった。少し斜度があると後ろに滑ってしまい、最初の取りつきはスキー板を担いでツボ足で登る。更に進んで、植林からブナ林に入ると藪がどんどん深くなる。
それでもルートを探しながら進んでいたが先に進むほど根曲り竹の藪がひどくなり、スキー板を外してツボ足になると、ズボズボ沈む上に結局は根曲り竹に足がひっかかってなかなか進めない。どうしようも無いほど藪がひどくなり、前に進むのを諦めて西にトラバースして坂ノ谷コースの登山道を目指すことにする。
なんとか坂ノ谷コースの登山道に入りホッとするも、標高1,400m近くの殿下コースとの合流点に近づくと登山道にも根曲り竹がかぶさっているところが増えてくる。 上に行くほど積雪が藪を抑えつけてるだろうと思ってましたが、上部ほど藪はひどくてどうも逆らしい。積雪が根曲がり竹を押さえつけて雪原が現れるのはまだまだ先のようです。
効かないウロコ板と藪漕ぎで疲れて、坂ノ下登山道を滑って下りてしまいました。今回はシーズン初めの足慣らしでしたけど反省点多数です。 なお、他の方にお会いしたのは滑り下る時に登ってくるスキーヤーの方お一人と、登山者のカップル1組のみでした。
(完)