ちょっと緊張する悪い高巻き、下山では延々と続く急斜面、まとわりつくミミズ
いろいろ割り引いても次々と現れる登れる滝でのシャワークライミングと洞窟状ゴルジュは値打ちありです。入渓まで歩いて15秒というのもポイントが高いです。
日時: 2022年7月10日
山域: 白鬚岳 神之谷地区
参加: yassun(SL), dai, ko-he, yoyu, yukki(L 記録)
ヒル: 下山後の着替え中に3匹ゲット
Stop the season in the sun / 心潤してくれ / いつまでも このままで いたいのさ~♬
みなさんお久です~~~夏になると帰ってくる yukki です
さて、今回の標的はゴルジュを覗いてやる!
100沢の説明にも圧巻のゴルジュ!洞窟のようなゴルジュ!としつこくゴルジュ・ゴルジュと書いてます
では、いつものようにアホアホポーズで記念撮影してからスタート
こんなのにお付き合い付きいただいたko-heさん気の毒ですが、コレ毎回やりますのでよろしくお願いします
さぁ出発~とスタートする地点がすでに入渓地点です
まぁ最初のうちは沢歩きという感じで退屈ですが、すぐにシャワーできますよ
先頭を行くyassunの姿はもう見えません
シャワークライムに飢えたワンコのように「くんくん・わぉー--ん」登れるところを探しながら邁進中
なかなかのペースで先を行っているみたいです
↓ 2条5mの滝を行く daiさん
↓ 巨岩7m?? ってそんなにあるようには見えないけど・・・違うかな?
今シーズン沢皆勤賞を狙っている様子のko-heさんは見たことない沢靴できています
なんかスポルティバの凄そうなヤツ履いてたみたいです、なんか知らんがカッコええのー--
フェルトソールですら自分で張り替えるyukkiが指をくわえて羨ましがっていますよ
立派な栃の木が途中に生えている12m滝
どこも中間支点はとれないけどガバだらけなんで気持ちよくシャワークライミング
栃の木側からも越えれますけどせっかくなんで楽しみます
続く名もなき小滝のほうがよほど厄介で難しいのだ
わざわざ小滝シャワーしなくてもよいのですが全員が当たり前のように突入
そんなこんなで圧巻のゴルジュ入口の15m滝
途中までは優しいけど抜けがヤバそう
yassun, yukki は悪だくみを考えていたけどしっぽ巻いて撤退なのです
実は右岸の滝横にある岩小屋へ行って写真を撮りたかったけど滝つぼが浅すぎて落ちたらシャレにならないので止めときましょ
ココからゴルジュなので右岸から高巻き開始
岩壁と岩壁の間の悪いルンぜになり損ねたあたりから巻き上げゴルジュ全体を通過します
これがかなり緊張~
巻き道を探っているうちに雨が降りだし足元は滑るわ高度感あるわで中々でした
途中からトロッコかレール軌道の残骸物があり、信用できるか怪しけど意外としっかりしていたので助かりました
先に進んでいたyassun & ko-heさんはゴルジュの井戸の底に降り立った様子でしたが、どうにもならず結局巻き道に戻ってきています
そんなこんなでビビりながら通過した圧巻のゴルジュ帯でした
少しだけ進むと、期待していた通り自然の造形美が迎えてくれたのが洞窟のようなゴルジュ
オッサンだらけだけど自然と「すげー--と」と歓声が出てしまいます
突き当りの滝は登れないのですが、ここは入念に見学しておきましょう!
一番奥にある15m滝をなめあげて見る
当たり前のように yassun & yukki が取りつきに行って yukki はズルズル落ちちゃいました
かっこいいー--
沢登りって、こういう実際に来ないと見れない風景や迫力ってのが魅力なんです!
もういい時間なんで洞窟のようなゴルジュの前で昼食休憩をとり
ゴルジュすぐ右を適当に登って高巻き通過
洞窟状ゴルジュのラスボスをトップロープで登ってみる?と魅力的なお誘いもありましたが、
「今回は勘弁しておいてあげるよ」なのですハハハハハ
遡行切り上げポイントの美しい7m滝
下部はカチがしっかりあるし上部は傾斜がゆるくなるので登れそうだったけど滝つぼが浅すぎ
中間支点もとれなさそうだったので素直に遡行打ち切りとします・・・残念w
さて、遡行切り上げポイントの美しい7m滝は標高約950m付近でした
下山のためにはいったん稜線に出る必要があるため、稜線へ向けて165m一気に登り上げます
ところどころ杣道と思われる踏み後はついているものの、けっこう悪い斜面でした
レール後を忠実にたどり、しばらく稜線を下って1040m付近まで進むと
そこからが難所の始まりで一気の激下り開始です
GPSで確認すると、駐車地点まで直線距離で約750m、標高差約480mらしい
平均勾配60%(斜度換算で32度程度)以上・・・中々です
yoyuさん「蛇やヘビおるぞ!」というので一気に緊張
マムシ? ヤマカガシ? シマとか青大将なら助かるんやけど・・・
今日は何回もビビってるな・・・取り敢えずぞの場を動かずに、どこにおるねん???
見渡すとこんな30センチ以上はある青いクネクネしたやつがニョロニョロしてる
博学なyassunが見てくれたて「それシーボルトミミズや!」と蛇じゃないことを確認してくれて一安心
始めてみたよービビらしよって!!! てかミミズにしゃデカ過ぎるんですけど
それからよくよく斜面を見てると青くてクネクネしたものが意外とそこらじゅうにいるじゃない~~~
途中、噂通りの倒木地帯があり懸垂下降1か所を交えてヒィヒィ言いながら
転がり落ちるようにレールを頼りに下山したらドンピシャで駐車地点に飛び出しました
ということで神之谷川大栃谷は無事終了
なかなか沢登のエッセンスの詰まった良い沢でした
下山の激下りさえなければよいのですが・・・
林道途中に白鬚岳登山道があったので、いったん白鬚岳まで詰め上げて登山道下山もありかと思います
もうちょっと下調べして臨めば沢も下山も満足できるかも???です
では Stop the season. You’re my dream~♬ ということで
2022年の沢も頑張っていきましょう