ネパール・メラピーク(6470m)登頂

縦走・ピークハント

メラピークには2019年3月に出かけたが、6000m付近でリタイアした。
今回はリベンジでもあり、年齢的にも最後の機会になるのでコロナが収まりつつあったので思い切ってでかけた。

3/22 関空出発23:35
3/23 シンガポール着5:25 発9:35
3/24 カトマンズ着11:24
3/25 ルクラに飛ぶはずが、管制塔の機器の故障で終日空港で待機。

3/26 カトマンズ→ルクラ→コテ(3500m)へ。
ルクラはコロナショックと3ヵ月続いた停電ですっかり寂しくなっていた。

写真はコテ(3500m)の村。一般的には4300mのピークを越えて入るが私は年齢を考えてヘリで飛ぶ。

3/27 高度順化のためコテに1泊。ウォーキング
中に見かけた村の人。自分が使う竹篭を山から切り出した木を細く切り編んで作っている。
自給自足のくらし。

3/28 コテから、こげ茶の苔がびっしりついた岩が川原をうめている不気味なインク川を遡り、タンナグ(4360m)に到着。
高度障害がでて呼吸が苦しくほとんど眠れなかった。

3/29 タンナグに滞在。標高の高いところに上がり降りてくると血中酸素があがるので、タンナグの4800mの裏山!
に登りにいく。正面に見えているのがオルテガ。6000mの未踏峰、無名山はネパールではあちこちにある。

3/31 カーレに滞在。ウォーキングと、ハイキャンプに上がる準備。カーレの小屋からネパールの山を見上げる。

カーレの部屋。標高の上がるカーレの小屋は内装が丁寧で不思議なことに一番暖たかった。

4/1 ハイキャンプにあがる。岩場歩きを2時間して後はひたすら雪原をあがる。
3年前に来たときはテントの外はアイスバーンだったけど今回は砂利。
この夜も高度障害でほとんど眠れなかった。苦しかった低酸素トレはなんだったのだろう。


4/2 午前1時半テント場をでる。15歩あるいては立ち止まり肩で息をするありさまだ。一度だけ振りかえるとヒマラヤの山の朝焼けだった。6100mで酸素マスクを付ける

急な雪原を登ること6時間。平らなところにでてほっとしたら明るくなっていることに、すぐ前にエベレストが見えることに気づいた。
尾根筋をたどればメラピークは目の前。午前7時43分。頂上は小さな台地になっていた。

武庫労山の名を胸に七千峰八千峰に囲まれ写真をとる。

右上に聳えているのがエベレスト(三峰の左)。すぐ右(三峰の中)がローツエ。ほかに八千峰が3座見えた。

登頂後ハイキャンプまで下山。休憩の後、ベースキャンプのカーレまでおりる。


4/4 ~11 航空券の変更ができないのでカトマンズに滞在。なさけないことに風邪と疲れでほとんど寝込んでいた。
世界遺産の寺院を観光。
4/11 カトマンズ発 23:12 シンガポールを経て
4/12 関空着21:35 出国前、帰国後のコロナ検査も陰性

ワクチンも接種済みなので3日間の自宅待機となる。山頂は、ヒマラヤの峰々が囲む絶景のなかにいた最高の瞬間だった。こんなシンドイ登山は二度としないが。

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