耐えろ!三田谷(上西谷)

沢登り

遡行の大半を河原歩きに費やし、無数に襲ってくるブヨ・アブとの闘う覚悟が必要
そして伯母子岳へ上り詰めるため、下山時はもれなく熊野古道(小辺路)を歩くことができるのが三田谷上西谷です
・・・あと泊適地がやたらとあるため沢歩き+初めての沢泊にはうってつけかもしれませんが、まぁそんな沢です

日時 : 2022年8月14日
山域 : 十津川五百瀬地区
参加 : yassun(L), kama, yukki(記)
その他: ノー蛭&2ニョロ

今回は台風通過や天候不良のため(yukkiの強い要請で)中止となった伊藤新道の代替山行として沢2連発を急遽企画
三田谷は1日目の遡行記録です

谷の入り口は三田谷橋のたもとから河原へ降り立ちます

入り口は伏流だったが堰堤を超えたあたりから水線が復活、今日は水が少ないのかも
ほどなくして第1ゴルジュあたりへ
ゴルジュといっても大峰あたりの切り立って薄暗いイメージとは異なり何だか開けた感じがする
ゴルジュと小滝区間はすぐに終わったら延々と河原歩きがスタートします

植林小屋跡
すでにココまで来る間にも、
「河原歩きが終わった?」→「また!河原でした!」みたいなやり取りを何度か繰り返してきました。小さな枝沢が多く、いまいち地形の変化を読めず手に入れた遡行図で今どのあたりにいるのかが判断しにしずらいためかなぁ
そしてこの後も「やっと河原歩きが終わった?そろそろ第2ゴルジュ突入か?」→「また!河原でした!」を繰り返していきます

3時間ほど河原歩きをして、ちょっとキレ気味というか飽き飽きし出したあたりでようやくマツオ谷との分岐に出会い上西谷へ入る
遡行図だけでは分からなかったけど地形図と照らし合わせると全体の7分の6くらいが河原区間です
事前にもうちょっと下調べしておくべし!とあらためて思い知りました

しかー--し、なんか地形変わってるんじゃないか?
遡行図表記の滝と目の前の滝が一致しないのにも若干困惑気味
いったいどこから何段・何mって言ってるんやろ?と思うこともしばしばだったのも確かです

これは18mだったかな?yassunの渾身のトライだったけど中間支点が取れずヌルヌルだったため途中敗退
結局右岸から巻き上がるがけっこう悪くロープを出して確保した

下段10m+上段15m
これは見た目通り無理っぽいのでまとめて素直に左岸巻き
この付近以外は快適に直登できる小滝や斜滝ばかりでした

高巻き区間をすぎるとまたもや快適直登モードの遡行へ

最後は伏流となってガレ枯れの急登区間をしばらく行ったら熊野古道に出会います

下りは完全整備の熊野古道を下ること2時間半で三田谷橋へ戻ります
下山まで休憩を含んで9時間30分ほどかかる長い行程の谷だけに沢泊もしくは早め出発しないと大変だと思います

すぐに暗くなったため近くでテントを張ってお楽しみの宴会が始まりました
kamaちゃんのお手製お鍋&ラーメン&焼酎

因みに持って行った防虫剤はブヨには効かず、左手2か所、右手1か所を刺されプヨプヨに張れちゃいました
あとから調べてみると、
↓こんなディート最大濃度配合みたいな虫よけが有効だったり、刺されちゃったら抗ヒスタミン剤入り薬剤が良いという噂です

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