冬よ早く来い、唐松岳と五竜岳

ハイキング
黒菱ゲレンデのペアリフトに乗車

後立山連峰のリフト・ゴンドラや多くの山小屋営業はもうすぐ終了。(ただし、八方アルペンラインは11/6まで)  そろそろ山スキーの準備として歩きのトレーニング開始しようと、リフトがまだ営業してるうちに日帰り登山、ついでに紅葉をめでる。

10/11(火)朝は八方尾根~唐松岳 朝は山麓から見る後立山の主稜線まで晴れてましたが、この日は西風が強い予報で山上に見る間に厚い雲がかかってきます。 2000m付近で撮った写真ではまだ鹿島槍や五竜岳は見えてましたが、この後主稜線から雲が押し寄せて霧の中を歩くことになりました。

鹿島槍と五竜方面、この後主稜線には厚い雲がかかり見えなくなる

霧は濃くなかったけど丸山から上はずっと霧の中で眺望は無し。 唐松岳頂上山荘の付近からは草木に霧氷が付いて寒く湿った風が吹く。

はい松や草に白く霧氷が

自分の体感的に氷点下にはなっていないハズなのに奇妙。 下山してから調べると、霧氷は氷点下でも凍結していない過冷却状態の霧が草木に付着した刺激で凍るなどとあり、気温がプラスの時に発生する説明にはならず、理系の人間としてはモヤモヤが残る。 しかし草木だけでなく、木の標識や手袋・マジックテープなどのケバケバしたところもどんどん白くなってきて、眺望も無い頂上から早めに退散。

標識にも霧氷

丸山まで下ると霧が晴れて気持ちの良い眺めが広がりました。 霧の中から晴れ間に出ると一段とキレイに見える。 普段の下山は単調な義務消化みたいで好きでは無いけど、暗いところからどんどん明るい好天のエリアに移動するので気分も良好。

丸山ケルンは晴れ

八方池付近から下は急に人が多くなり、どんどん抜きながら八方池山荘へ到着。 グラートリフトで黒菱平に下りると、登る時より鎌池湿原の紅葉が鮮やかに見えました。 このあたりが紅葉のピークみたいです。 鎌池湿原の向こうに見える主稜線の雲もほとんど消えたみたい。

草紅葉が鮮やかな黒菱平、鎌池湿原の向こうに白馬岳

10/14(金) 遠見尾根~五竜岳 13日で計画してたけど朝からどんよりした曇り空で14日に一日延期。 8:15始発のテレキャビンでアルプス平に上がり登山開始。 地蔵の頭周辺は紅葉のピークで、八方尾根は草が多いのに対して五竜は樹木が多くて紅葉もより鮮やか。

地蔵の頭付近は紅葉に埋め尽くされてます

遠見尾根の一ノ背髪あたりから主稜線を見る

遠見尾根は長い上にアップダウンが多くて、しかもこの日は暑かった。 一昨昨日の八方尾根が結構寒かったのでズボンの下にタイツ履いてきたのが失敗。 しかも八方尾根の時は水はあまり飲まないで済んだためにこの日も同量しか持ってこず、「持つやろか。。」と心配しながらチビチビしか飲めず、歩くペースも上がらない。 中遠見の前後のアップダウンを抜けたらバテてしまい、白岳の大斜面ではヘロヘロでした。

鹿島槍はガスに隠れて見えず

白岳の大斜面、山荘が見えどもなかなか着かない

山荘に着いた頃には長野県側はガスに覆われてました

下山のテレキャビンの最終は16:30で、もしも遅れたら山麓へ自力下山するかアルプス平でビバークしなきゃならないため、12:30をタイムリミットに設定してピークを目指しましたが、あと標高差100mくらいのところで時間切れと判断して引き返すことにしました。

このモコモコに登ったら登頂だったけど残念

結局テレキャビンの駅には一時間以上前に着いたので登頂できなかったのは残念ですが、トレーニングとしては十分。 ビールがうまい。

yoyu(単独、記録)

(完)

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