念願の薬師岳から雲の平縦走

縦走・ピークハント

日程:2023年8月2日(水)夜~8月6日(日)

参加者:雲ノ平組は男性1名と女性3名

行程 【8月2日】阪急梅田高速バスセンター 21:50発富山行乗車

【8月3日】5:52富山駅着、五色ヶ原組と7人でジャンボタクシー乗車=7:33折立登山口出発~9:27三角点~11:08五光ベンチ~12:12太郎平小屋(休憩)~12:59薬師峠テント場~15:05薬師岳山荘(泊)

【8月4日】6:05山荘出発~6:56薬師岳(天気が良すぎて頂上でゆっくり)~8:14山荘(休憩)~8:57出発~10:21薬師峠テント場~10:51太郎平小屋(休憩)~13:58薬師沢小屋(泊)

【8月5日】4:56薬師沢小屋出発~7:33アラスカ庭園~8:40雲の平山荘(休憩)~9:42スイス庭園~10:56日本庭園(休憩)~13:25三俣山荘(泊)

【8月6日】4:46山荘出発~5:40三俣蓮華岳~6:24丸山~7:56双六小屋(休憩)~9:26弓折乗越~10:05鏡平山荘(休憩)~13:11小池新道登山口~13:30わさび平小屋(休憩、当日帰阪1名は急ぎ新穂高ロープ―ウェイへ)~15:33新穂高ロープウェイ駅~残り3名はホテル穂高泊

初めて雲の平に行った(というかよくわからず連れて行ってもらった)とき、ゆっくり歩いて感動の中で見た、雲の平周囲を取り巻く様々な山々、ひとつずつ登ってきて残るは薬師岳、雄大な姿に憧れていたが中々登れず、やっとやっと念願のチャレンジ。とはいうものの、私自身夏風邪から気管支炎、他の参加者も体調不良明けで全員「病み上がり組」、前日まで中止を考えました。いろいろありましたが、登ってよかった、の一言です。あー、黒部五郎が残ってました。次は黒部五郎に行きたい~。

1日目

体調に不安を抱えながら薬をいっぱい持ってのスタート。高速バスでは比較的眠れた、大丈夫、と思いきや、折立から太郎平は灼熱地獄でした。天気が良すぎるんです。当然私は熱中症になりました。なので途中の写真はこれしかありません。

太郎平小屋に到着したものの、もうだめかと思いました。が、五色ヶ原組の大先輩の「キリンレモン飲んでみて、元気になる」というお言葉に600円のキリンレモンをゴクリ、と本当に元気になりました。偉大な先輩のお言葉は聞くものですね。その後、まだまた続く登り、高山病などなど・・で次々に体調不良者が続出。今年は山も猛暑、雪渓が早く溶けてしまい、薬師岳山荘では水不足でお湯の提供はなし、ペットボトルの水も購入はひとり1本にしてくださいと。今後この気象状況が毎年毎年続くのでしょうか。心配ですね。

薬師岳山荘名物のあんみつとホットココアですが、あんみつはあんまり冷えてなかった。残念、水不足だから? 夕食はオムレツに『やくし』と書いてありました。

2日目

今日も快晴です。高山病のNさんは以前何度も薬師岳を登頂したことがあるので、残り3人と五色ヶ原組3人の6人で頂上へ。常連さん?曰く、今日は年に数回しかない晴天、とのこと。早朝の薬師岳頂上は15人ほどで、この絶景を独り占め状態です。槍穂高、から剱岳まで360度、素晴らしい。

薬師岳頂上で、五色ヶ原に向かう大先輩3人を見送って(こんな展開は中々ありませんよね)、山荘に下り、美味しいモーニングコーヒーを飲んで出発しましょう。このコーヒーは本当に美味しかったです。

今日は薬師沢へ。高山病には高度を下げるのが一番なので、先を急ぐことに。水不足に悩むことのない薬師沢小屋、今年は高速バスも満員、どの山小屋も満員です。食事も3回転、山も活気が出てきています。Nさんの高山病も解消してきました。薬師沢小屋に泊まっている方にお話を聞くと今年は、雲の平から高天原に行く方が多く、秘湯も混雑してそうでした。

3日目

雲の平までの急登含め、今日はロングコースなので、毎日ある夕立に合わないように朝食をお弁当にして暗いうちに食べ、日の出と共に歩き出しました。吊り橋を渡ると始まりました、急登です。30分も続けて歩けず、休んでしまいます。亀の歩みで何とか木道末端に到着し、そこからは、絶景絶景、薬師岳、笠ヶ岳、あ~槍ヶ岳、先に進みません。雲の平初めてのIさんは大感動、こんな快晴の中の雲の平なんて、よほど日頃の行いが良かったんですね。

Sさんがチングルマが全部綿毛になってる~って残念がっていましたが、一部お花が残ってましたね。私は、黒部五郎岳のカールが素敵で、あそこにお花が咲いてるときにまた来たいと思って歩いてました。

三俣山荘に到着すると、薬師岳山荘で一緒だった方に会い、鷲羽岳の頂上での転倒骨折事故に遭遇したとか。黒部源流碑を目指してたとき飛んでたヘリはそれだったんですね。明日の長い下り、気を付けなければ。三俣山荘も大混雑、夕方になって雲が取れた槍ヶ岳が登場し、カメラマンを魅了していました。

4日目

最終日、Iさんはそのまま帰阪のため、今日も朝食をお弁当に変更し暗闇で食べ、夜明けとともに出発します。暑い時は早朝歩きが良いですね。今日も快晴、最終日なので急ぎつつ景色を楽しみながら進みます。

お花は徐々に秋の花に。そして、今年は山で日傘をさしている、もしくは持っている男性が特に若い男性が多く、快晴の稜線歩きには最適、下界におりたら購入しよう(モンベルは売り切れ)。やっと着いた鏡平山荘でかき氷やカルピスで休憩し、

慎重に慎重に小池新道を下ります。わさび平小屋では急ぐひとりと別れ、のんびり3人ですいかにソーメン、達成感満載で最高ですね。その後は一度泊まりたかったホテル穂高に宿泊、山の好きなスタッフともお話がすすみ、温泉でまったり飛騨牛も食べて最後に大きなご褒美の山行となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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