夏の南アルプス縦走〜黒戸尾根・甲斐駒ヶ岳・早川尾根・鳳凰三山〜

縦走・ピークハント

【メンバー】ta-san(L), kamako(SL), yuko, ema, yuki, kyon2(記録)

【日程】2023.8.26 晴れのち曇り 甲斐駒ヶ岳登山口(尾白川渓谷)〜黒戸尾根〜七丈小屋

8.27 晴れ 七丈小屋〜甲斐駒ヶ岳〜摩利支天〜駒津峰〜仙水峠〜栗沢山〜アサヨ峰〜早川尾根小屋

8.28 晴れ 早川尾根小屋〜広河原峠〜白鳳峠〜地蔵岳〜観音岳〜薬師岳〜南御室小屋

8.29 曇り 南御室小屋〜苺平〜杖立峠〜夜叉神峠〜夜叉神峠登山口

リーダーta-san、雄々しい甲斐駒ヶ岳をバックに!

我らがリーダーta-sanが、すごいコースの南アルプス縦走を計画してくださいました!

甲斐駒ヶ岳をあの急登の黒戸尾根から登って、さらにそこから早川尾根を通って鳳凰三山をすべて回るという3泊4日テント泊コース。早川尾根はなかなか歩かれない渋いコースですが、山番組の日本百名山で見て歩いてみたいと思っていたそうです。

甲斐駒ヶ岳山頂からのぞむ富士山と雲海

昨年の裏銀座縦走メンバー、ta-san, kamako, yuko, emaに加えて、今年はyuki、kyon2も参戦の総勢6名です。

kamako, yuko, ema, yukiの4人は、間違いなく武庫の最強縦走女子たち、モンスター並みの体力です。

重いザックも軽々のかっこよく逞しい
武庫労山最強縦走女子たち

★1日目

まず日本三大急登の黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳の七丈小屋(登山家 花谷泰広さんの小屋)を目指します!

リーダーが、歩きのトップを任せたのはyuko。普段はおっとりお上品のお嬢ですが、ルートファインディングも歩きのペース配分もさすが。しかし黒戸尾根は噂通りキツイです!トレランの方々も多く軽々と登っていかれますが、体力不足のkyon2は登り始め1時間半でみんなのペースから脱落…。リーダーta-sanにフォローしてもらいながら、なんとか七丈小屋に到着。

2張、テントを張って、夜ご飯は広い方のテントに集まってみんなでお鍋です。食事担当のyuko&emaありがと〜!

夕方からすっかりガスってきて、夜中には激しい雨と雷。明日は天気大丈夫かなぁ??

登山道の途中には、あちこちに祠が祀ってあります

★2日目

夜中の雨と雷が嘘のように、今日はピーカンのお天気に恵まれました!七丈小屋から頂上までの道のりもなかなかしんどかったけれど、富士山や北岳、南アルプスの女王と言われる仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳から続く鋸岳などなど、パノラマの世界が広がり最高です。

日本三大急登の黒戸尾根を登り切った後は、
みんな笑顔(^^)
北岳とkamako。つい1週間前にアルパイン登頂したばかりの北岳バットレスが向かい側に見え感無量。

全行程の中で、1番行動時間の長いこの日。駒津峰からは仙丈ヶ岳に続く北沢峠の道へ行く方が多い中、私たちは早川尾根を目指します。途中、仙水峠から栗沢山への登りはコースタイム1時間半、果てしなき上り道が続きます…。段差もあり一歩一歩足が重く、黒戸尾根より辛かった…。(←記録者個人の感想です)

アップダウンを繰り返し、早川尾根小屋へ辿り着いたのは16時頃。休憩込みで12時間強の行動。テント泊の私たちに早川尾根小屋の管理人さんが、無料でコーヒーを振る舞ってくださり、山梨の山への愛を語ってくださいました。

テントの中ではmasaoさんのいろんな教えが活きています。沸かしたお湯を水筒に入れる方法etc…

★3日目

今日は鳳凰三山の地蔵岳、観音岳、薬師岳を全て巡ります。地蔵岳のテッペンのとんがり岩が、稜線の遥か彼方に見えていたのにどんどん近くに見えてきました。稜線歩きの醍醐味ですね。

こんなに遠かった地蔵岳のオベリスク!
地蔵岳の麓にはお地蔵様がたくさんいました。
武庫労山50周年記念の手拭いを広げて!
岩歩きも楽しい〜!

途中、yukiのザック&ザックの中身が異様に重たいことが発覚。縦走テント泊が初とは思えない体力で、その重たすぎる荷物を担ぎ続けていましたが、次は軽量化できるはず。て、ことは、本当はもっともっと早く歩ける?すごすぎます!

薬師岳頂上は真っ白。
yuki(左)の荷物の大きさが一際目立ちます(笑)
南御室小屋の横にはテラスがあり、そこでご飯をいただきました。ta-sanもビールと焼酎で饒舌です!

★4日目

今日は下山日。行程時間も短く、森歩きが多くて1番気持ちに余裕あり。木々の向こうから差し込む朝日も神秘的です…。

森の中で可愛いキノコとモフモフの苔に出逢えて、テンションの上がるema

無事下山し、甲府までタクシーで移動してから、太宰治も通ったという温泉 喜久の湯に入り、トンカツ屋さん 菊水にてランチを食べてから、帰宅の途に着きました。

お天気と素敵な仲間に恵まれて、素晴らしいルートを歩けた最高の山行になりました。

リーダーはじめ皆様に感謝です…!

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