だいたい沢登りに手を染める面々というのは、ろくでもない連中という認識に何の異論も無いわけです。
そしてこの分野に入ってくる理由も大抵普通の登山では飽きたらない思いを抱ええているのではないかと思うのです。しかしながら我々社会人は片足をちょっとヤバい所へ踏み入れていても、次の日には「何でもありませんよ」みたいな顔をしてシレっと会社へ行ったりするわけです。
なのでこの分野の面々は、新たに「沢に行きたいという奇特な人」がいようものなら、全力でサポート・・・いやいや泥沼にどっぷりつかるような算段を、だれに頼まfれもしないのにせっせとやってしまうわけです。そんな感じで今日も関西の入門沢として有名な元越谷へ行ってまいりました。絶対に逃がしませんよ!というつもりでご一緒いたしましょ~
日時 : 2024年8月18日(日)
参加 : hassy(L), okacahn, yukki(記録)
場所 : 野洲川水系の元越谷
まずは装備とかいろいろ確認中
とはいえ沢登ってエクストリーム登山の一種なのだと思う。何もかも事前情報がある一般道を行くのと違い、限られた情報(場合によっては事前情報なし)でお遊びを敢行するわけです。まぁそのあたりをやんわり含ませつつスタートしましょ(※元越谷は危険個所少なく経験者となら安全に遡行できます)
比良と鈴鹿山系の沢はエメラルドグリーンの箱庭感が楽しい。今日は渇水のせいで水量少なめなのですが、泳いで突破しようがヘツって突破しようが自由なのです。本日のリーダーのハッシーは泳ぎ、ユッキーは一切の妥協をかなぐり捨てて「泳いだら負け」という謎のセリフとともにヘツリます。まさに自由なのです。初参加のokachanサポートも万全です・・・たぶん。
っていうか、この写真okachan撮ってるな?
二人とも振り向きもせず勝手に進んでいるような気がするが、気のせいでしょう・・・
大滝はokachanに、こういう感じの登攀を経験してもらいたくって順番待ちしてまで登ります。
ちなみにココは中間支点1か所取れます。一気に上部まで抜けてもよかったのですが、ビレイ支点構築を見てもらうためにピトン+カムで構築。ユッキーが上がったらセカンドで登ってもったokachanに絶賛説明中・・まぁこんなとこでは落ちませんけど、ちょっと寂しさを感じましたよ~
地形図+遡行図を頼りに現在地点を確認講習を繰り替えす ハッシー+okacahn
そんなの知らんとヘツリつづけるオジサンは「泳ぐ奴は心が弱いのですよ!負けですよ!」とか言いながら進んでます。
そして、本日の核心へ到達 水を含んで重たくなっているので体感3級くらいか?
ヒールフックでデッド気味に・・・「ゾーンは取れたんですよ!たぶん10ポイントは獲得できましたよ」と完登を逃したもののえらくご満悦で語る姿が清々しいユッキーでした。ちなみにしっかり水没して泳ぐことなってしまい「負けた感」だけは残ってましたけどね。
もうこの辺が何処なのか全く記憶にないのですが、せっせと写真撮ってくれるリーダー・ハッシーのためにカッコいい写真も載せておきます。
そんな感じの元越谷遡行、ある程度まで遡行してから同下降し二俣を左俣へ抜け林道を下山です。
あとは林道を歩いて高速下山、大峰あたりと違って地形図みていろいろ考えなくて済むのは助かります。
この夏、新たに沢登りに参加された皆様は「初級修了」「初級リーダー修了」の認定を受けました(本人が望むかどうかはさておき・・・)
楽しい思い出と裏腹に来年以降はエクストリームな経験をご用意しておりますので、よろしくお願いいたします。
ではでは。