八方尾根BCスキー~降水確率0%の押出沢

BCスキー
ガラガラ沢(含む押出沢)を滑った後の渡渉ポイント(スノーブリッジの時期もあります)

【2025年12月16日(火) yoyu単独、八方尾根~強風で引き返す】

この日は外人さんに声掛けられる日だった様で、まずアルペンリフト乗り合わせのトミー、「どこの国の人?」って尋ねたら→「オーストラリア! ははっ! どこにでも居るやろ。」 確かに白馬村と小谷村はオーストラリア人だせけです。 3月まで滞在だそう。

そのリフト降車したらすぐ、バックカントリーゲートでスウェーデンからのお二人がすぐに声掛けてきて「登る?」って尋ねられる。→「登る。」→「ついて行くわ!」って「えっ!」 誰もいないタイミングだったのかもしれませんが、この日は黑菱平やグラートの斜面にバックカントリーに出る人が全く見られず、お二人は経験も少ないらしくどうしようか逡巡してたらしい。

スウェーデン人の二人と一緒に登り始める

一人のお名前は”カッレ”と名乗ったので「ラリードライバーのカッレ・ロバンペラと同じ名前やん。」と言ったら、「(ラリーの)テレビとか見ないから。。」とロバンペラは知らないそう。 後で調べたらカッレ・ロバンペラはフィンランドの方でした。 このお二人も3月まで滞在だそうです。

登り始めたんですが、八方池山荘が見える地点に出ると猛烈な西風。 山荘より上部はもっと激しいハズなので残念ながらスキー場に引き返すことにしました。 でも引き返して滑ったグラートの斜面は完全な面ツルで、3人で快感パウダーを味わいました。 もう一本おかわりすれば良かった。。

【12月18日(木) ~ホワイトアウトで引き返す】

この日も八方尾根を黒菱平から登り始めたんですが、最初から濃いガスの中。 少し登ってみたけど雲海の上に出る気配も皆無でまたスキー場へ引き返しました。 下の写真はガスが一瞬薄れたタイミングで撮りましたが、滑り始めると斜面は全く見えず、体のバランス感覚と脚からのフィードバックだけではコントロールしきれず。 楽しさ皆無で降りるだけで精一杯で終わりました。

12/18はホワイトアウトでまたスキー場へ引き返す

【12月19日(金) ~今シーズン初めてのバックカントリーらしいバックカントリースキー(スキー場へ戻らない)】

この日は降水確率が終日0%で晴れが約束された日です。 ただ、今シーズンの積雪量は少ないので、バックカントリー(押出沢)を滑り下りても下部が困難かもしれず、朝に自転車をデポする林道の出口の様子を見て決行の判断をするつもりでした。

朝の二股の林道の出口。雪は少ないけどなんとかなりそう。。

当日の天気は雲一つ無い快晴で文句無し。 自転車を積んで二股へ向かうとバックカントリーに出る人たちの自動車のデポも10台くらいあり、皆さん積雪の少なさは気にしていないんやなぁと感心する。 自分も下部の藪漕ぎ覚悟で行こうと決心する。

黒菱平には入山するパーティ多数。 ただ、リフト線下は立ち入り禁止なのに全員リフト線下を登ってました。 リフト線下は圧雪が入ってるので登りやすいのと、もともとグラートのリフト沿いが地形的に登りやすいのでしょうがないとは思いますが、いちおう自分は甘んじることなくグラートの斜面を登りました。 自己満足でも下山した後のビールは余計にウマい。

五竜をバックに登る人々。 こんな気持ちの良い日に山には入れて幸せ。

標高約2,000mにある夏季トイレの手前で支度して押出沢に滑り込みました。 エントリーはいつものシュカブラ帯からですが、すぐにパウダーになり予想してたよりずっと良かった。 少し重い雪質ですがその分板が良く走り、引っ掛かりも全く無し。

中間部から下部に行くほど沢地形が細くなり、滑走跡も集中して滑りにくくなりますがそれも予想通り。 トラバース後半の藪漕ぎも想定通り。 というより、スキー板を外して歩きもあるかもと思ってたけど、スキー板を履いたままなんとか通過出来たので思ってたより楽でした。 いつもの渡渉地点に到着して一安心。

ガラガラ沢(含む押出沢)を滑った後の渡渉ポイント(スノーブリッジの時期もあります)

林道もカチカチですが雪はなんとか残っていて二股までなんとか滑れました。 デポしてた自転車で駐車場まで戻って下山報告。 暖気が入る前に楽しめて良かった。

(完)

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