日時:2019年4月6日(土)
参加・記録:yoyu(単独)
場所:栂池、小蓮華山(長野県)
土曜日は好天確実と思って栂池ゴンドラとロープウェイに乗車するものの、ゴンドラに乗車中から強風の気配、ロープウェイから上部を見ると雪煙が上がりロープウェイも途中で強風による一時停止。 条件が良ければ白馬沢右股を滑る計画でしたが、後立山の主稜線に上がること自体がしんどいかもと最初から弱気に。 ロープウェイを降りてスキーにシールを貼り付けて、とりあえず船越の頭を目指して栂池自然園方面に出発するものの、栂池ヒュッテ付近で時々強い向かい風が吹きつける。
広々とした栂池自然園付近からは進む方向に白馬三山など後立山が見える。(風が弱まった時だけ) 登ってる最中はダラダラと歩かされるだけで高度を稼げないため「効率悪いな~」みたいな気分ですが、後で写真を見るとキレイやったんやなぁとは思います。
風が強いと言ってもこれくらい八方尾根やったら普通やんと思いながら歩くが、標高2,200mあたりを超えるころから地吹雪状態になり、向かい風で吹きつける雪粒で顔が痛い。 船越の頭の下に入ると風の強度が強まって時々姿勢を低くして止まるくらいに。 ついでに休んでるので体力的には楽ですが、風の弱まるタイミングがどんどん少なくなって船越の頭に登る気持ちは霧散。
金山沢に逃げることにし、2,400m弱のダケカンバの疎林の中に入って滑走の支度。 ザックの口を少し開けただけで地吹雪状態の雪粒が中にどんどん入り込む風の中なのでスキーシールをしまうのも一苦労。
とにかく準備を終えて金山沢に入ると最上部は意外にも新雪感覚で、しかもノートラックの面ツル。 金山沢には風も全く入ってこないみたいでほぼ無風、突然春スキー気分満点。 ゴンドラでたまたま一緒になった小蓮華山の直登ルンゼを滑るつもりと仰ってたスプリットボードの方と先頭を交代しながら面ツル斜面を楽しみ、写真も撮っていただきました。 ありがとうございました。
金山沢の中間部は日射で緩んだいわゆるシャウダーで黄砂の汚れもありましたが、広いしデブリも無いキレイな状態でやはり楽しい滑走となりました。 下部は一旦狭くなりますが、やはりデブリは無くただし斜面から落ちた雪塊が結構溜まってるので沢芯を避けて左岸の方斜面を降りました。 最下部はまだ4月上旬なのに沢が割れており、松川との出会いで猿倉-白馬尻間の林道へ渡るのは難しい。 松川の金山沢出会いのすぐ上流部は割れていなかったので、登り返して金山沢の右岸に渡り、松川を渡って林道に上がりました。
タマにショートカットしながら林道を下り、猿倉を通過して出来れば二股までスキーで下りられればいいなと思ってましたが、二股~猿倉の林道の除雪は結構進んでいて二股まで結構歩かされました。
二股に到着後、デポしてた自転車に乗り八方へ。 14:25発のバスに間に合い、栂池まで行って車を回収。 本当は白馬沢に行きたかったけど金山沢で十分楽しめました。
-(完)-