日時:2019年4月21日(日)
参加・記録:hassy, yoyu (2名)
場所:八方尾根、唐松岳(長野県)
前日の土曜日に白馬沢右股を滑って疲れが残ってるだろうことと、兵庫に帰る日なので早めに下山したいしということで、日曜日にどのルートにするか二人で悩む。 一旦は鑓温泉に決めるが、二股から猿倉まで上げるつもりだった自転車のパンクが判明して、あの 6kmを歩いて往復するのは嫌で断念。 栂池から白馬乗鞍を登ってもほぼ登った標高差しか滑れず、しかも栂池スキー場はゴンドラでの下山になり出費が嵩むのも気に入らない。 結局、八方尾根の無名沢からガラガラ沢に決定。 山域の複数候補の計画書は事前に提出していたが、具体的ルートで会と長野県に提出。
昨日と同様に二股に車をデポしてからもう一台で八方の無料駐車場まで行き、歩いてゴンドラ駅へ。 栂池だけでなく八方尾根スキー場でもリフト券売り場の混雑は無い時期になったみたいで、スムーズにゴンドラとリフトを乗り継いでバックカントリー・登山へのゲートがある八方池山荘に。 ただし、グラートクワッドだけ運転開始を少し待ちました。
天気予報は曇りで、雨粒を感じる瞬間もありましたが、同時に時々日が差して明るくなったりも。 幸いなことに視界は良好で、「ガスにまかれたら即行で下りような。」と話してましたが、そうはなりませんでした。
昨日の様な気持ちの良い晴天ではないけど風は弱く、順調に進んで標高2,100m強の下の樺で小休止。
休憩後に上の樺へ登りその先を少し下った 2,250m付近の平坦な場所で滑走の支度。 無名沢へ滑り込みますが、良さそうに見えた雪面は重い雪質でしかも結構ブレーキ雪。 上の樺で休憩してた登山者の方々にかっこよくターンを決める後ろ姿を見せたかったのに、スピードが出ないまま直線でさよーならぁ、みたいな感じ。。 斜度が増してスピードが出ても、以前積雪下地についた雨による縦溝が再び現れてきたのか、雪面のうねりがあって快適に滑れない。
無名沢を滑り続けるモチベーションが出ないまま、時間節約で早めにガラガラ沢方向にトラバース開始。 しかし積雪が減って斜面にブッシュが多く現れていてコース取りに苦労する。 それでも標高のロスは最小限でガラガラ沢への登り返し地点に着き、シールを装着、そこから短い距離を登行してガラガラ沢へのドロップ地点に到着。
ガラガラ沢押し出しの方でなく本来のガラガラ沢で、押し出しの方は斜度緩やかに始まって徐々に傾斜が増していきますが、ガラガラ沢は急な落ち込みで始まるので、雪庇が無くて積雪も途切れていない箇所をエントリーとして慎重に選ばなければなりません。 下りる場所を決めてからドロップ!
ガラガラ沢の中では比較的白く平坦なところを選べば結構楽しくターン出来て、無名沢より状態は良かった。 下部でガラガラ沢押し出しと合流し、いつもの川沿いのトラバースをこなし、仮設橋のある渡渉地点に到着。 川の水量が増して仮設橋の一部は水流で洗われ、若干不安定にもなってましたが、コケない様に慎重に対岸に渡り、スキーをザックに担いで二股まで歩き。
正午を少し過ぎてデポしてた車に到着。 昨日の白馬沢のおまけとしては十分なバックカントリースキーとなりました。 hassyはこれでシーズン終了だそうで、来シーズンもよろしく。 (完)