西大台ヶ原 1995サマーコレクション 10cd

クライミング

天気晴れ!体調悪し! 前日呑み過ぎてかなり頭が痛いしご飯もあんまり食べられない。
本当に学習能力が低いです。ナメクジ並みの脳みそしか持ち合わせてないんじゃ・・・と自分たちも嫌になるほど体調不良でした。大台ヶ原がこんなに晴れることは年に何回もないのに、なぜ万全の体調で挑めないのかわかりませぬ。でも次のクライミングこそはしっかり体調整える決意です!

日時: 2019/05/26
参加: yukki&jun2(チームコジラ)
登攀: 千石嵓・サマーコレクション
装備: ダブル 50m + 長ヌン16本・フリーヌンチャク10本
取付き9:50 ~ フォロー登攀終了16:25 / 約6時間30分
西大台レクチャーは当日受講(約15分)

2年越し、念願のフリーマルチ1995サマーコレクション 。今回はyassun&hasshyとの2パーティーの予定でしたが、残念ながら今回はわれわれ二人で偵察に。

西大台レクチャーを受けて準備完了

いつものようにおバカ写真を撮っておきましょう!ということで無理して笑顔をつくる強情なチームコジラの二人。

アプローチ

千石嵓へ向けシオカラ谷を目指すようにルンゼを下降、これがなかなか大変。


サマーコレクションがある千石嵓。高度差285mの登攀にちょっと高揚感。

P1終了点

あの有名なプレート、これ見たらテンション上がってきた。こころなしか体調も上り調子。
でも5月としては予想外の暑さでこの先が思いやられる。水分はyukki 1.5ℓ / junjuun 1.5ℓ 持参したが終わってみればカツカツだった。

P2 リードyukki

出だしの1ピン目が折れてる?の残骸っぽいのはあったけど。左から取り付き少しトラバースするようにして1クリップするまでは若干緊張した。
トポには 10a と書かれているが明らかに難しい、絶対 10a じゃない。微妙なホールドをつないで左傾したクラック沿いに高度を上げていく。2度ほどどう進むか悩むが終了点が見えてホッと一安心。


支点をつくって下を見下ろすとシオカラ谷を遡行する4人組パーティーが見えます。今日は30度を超えているのでアチラが羨ましい・・・。
来月からは本格的に沢シーズンだな~とか雑念。

P3 リードjunjun
フリーマルチは友人登路以来、いや、最近フリーも一緒に登ってない?行く前から「仲良く登ってくださいね」と念押しされながら約1年ぶりのコンビ再結成です。50mという長いルート。フリーマルチなのでボルトはしっかりしているし、OS狙っていきます。下部は好調に進みますが、途中1テン(他のピッチが強烈なのかあまり覚えていません)、さらに1テンとなってしまいました。次回RP狙います。

P4 リードyukki(写真はこのピッチフォローのjunjun)

明確にこのルートの核心ピッチ。15mと短いが微妙なスラブを登り上がった薄被りの乗越部分が難しい。左の薄いピンチと右のちょっとヌルめのカチを頼りに何とか上がろうとするが2度フォール。あの先にあるホールドが取れるか?という不安感と高度感とがあいまってムーブを起こせない・・・残念ながらA0通過となってしまいました。宿題作ってしまった、ココは絶対フリーで抜けられると思うので必ずもう一度挑戦します。体感で 10d~11a かなぁと思います。あと、60mロープがあれば p4+p5 は繋げても十分行ける長さなので時間短縮のために次はそうしようと思います。

P5 リード(写真はこの終了点でビレイしてくれるjunjun)

こちらはガバ連続の快適ルート。サマコレは偶数ピッチがしんどいです。そして5P登ってからようやく木陰でビレイができます。わたしはこの木陰ビレイでずいぶん体力を回復することができましたが、相棒さんはやや熱中症気味でした。そしてさらにありえへん6Pへと向かいます。

P6 リードyukki

ものすごく怖くて、イバラが痛い 5.6、 貧乏くじ引かされた気分。長袖必須、半そでTシャツでいったyukkiは両腕ひっかき傷だらけで大変でした。


トポにトラバース区間と書かれていたけど、ルートは上に行くもんだという思い込みでウロウロしてしまいました。
正しいルートは5p終了点から3mほど登り、そこから踏み跡ッポイ左へ進みます。壁に1個支点があるのでトラバースルート分かりました。そして大凹角を通過してコの字に進むように左のフェイスを10m進むと終了点。

P7 リードjunjun → 途中敗退 → リードyukkiに交代(ここから快適登攀区間)

(junjun)サマコレの看板ピッチ「快適なハンドトラバース」ここは、是非とも私に…とお願いしたのに。確かにガバなんですが、出だしで足を滑らし体力、気力とも使い果たしクライムダウン。こちらも次回への宿題となりました。
(yukki)核心ピッチを譲ってもらっていたので、看板ピッチの7p目はjunjunに!と思っていました。でも暑さと p2 & p4 での頑張りで疲労が蓄積されていたようです。トップ交代でyukkiがリードします。ハンドトラバース区間は10mほど。とにかくガバですが出だしの足の置き場がちょっと微妙かも。でも手がこれでもかっ!ていうくらい良いので不安感はありません。時折、足を確認するときに嫌でも高度感を感じさせてくれるのがなかなか楽しい!このピッチは純粋に楽しみましょう!

P8 リードjunjun
気を取り直し、8Pに取りつきます。あと2ピッチで終わりやんね?何度も繰り返しながら、、、ここと次のP9は高度間溢れる快適なルートです。ガバですが、高さがあるため慎重に足をすすめます。P7でのロスタイムもあり、とりついてから6時間位経過しています。yassunに某コンビは初見3.5時間で終了したと聞いていて、あり得ない!と心の中で思っていました。が、これがいまの自分たちの実力です。とりあえず自分のリードピッチを終えてホッと一息。

P9 リードyukki

1ピン目が右の切れ落ちた方向に取り付けられている。え?と思い2ピン目を探すとやっぱり岸壁側に・・・。事前情報で読んだ高度感抜群の区間とはこれのことか~。でも手も足もガバガバで谷底からよくここまで登ってきたもんだと感慨深い。最終ピッチにきて茶目っ気のあるルート取りを楽しるのはありがたい。そしてボルダリング7級くらいの小ハングを越えるとルート終了点。

終了点でグータッチして記念撮影

大台2本目のフリーマルチを終えた充実感と裏腹にシャリバテです。足取り重く千石尾根を防鹿柵沿いにテックテクあるいて小一時間で駐車場に戻ります。

メモ:
●シングル60m + フリーヌンチャク15本・長ヌン5~6本 + 180㎝スリング2本が最適。
●2p目と4p目はトップは空身で登りフォローが荷揚げでザックを背負う。容量は出来るだけ小さいものが良い。
●完全にフリールートなのでカム&ナッツ類は不要。
●気温が高い場合は水分2ℓと塩分は必須で、途中手軽にカロリー摂取できるゼリータイプもよい。
●5p終了点~6p終了点は日陰で休憩しやすい。
●11台を数本登れてからでないとキビシイ

 

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