2022年1月10日(月) yoyu(単独、記録)
連投すみませんが良いのが続いてしまったので。 本日も最高のsteep&deepでした。 唐松沢のスキーは4回目ですが、1月前半に滑ったのは初めて。 Dルンゼは2回目です。 本谷ルートと共に唐松沢はアルパインな雰囲気が別格で下山するといつも充実感に満たされます。
スキー場にはガスがかかりますが空はなんとなく明るく、登れば雲海の上に出られそうな感じのスタート。
夏季トイレの手前で雲海に浮かぶ五竜岳や鹿島槍がキレイに見える。
今日は唐松沢を目指すスキーヤーやボーダーが多い感じ。
標高2,620mくらいまではシールで(スキーで)登れたけど山荘前のピーク直前でアイゼンに履き替え。 スキー板はここから山頂~Dルンゼまで担ぎました。
この山荘上のピークからの眺めが好きです。立山~劔との間に深い谷があり、空を飛んでる様な感覚になる。
登山計画書はDルンゼで出したけど、内心「本谷ルートだとピークハントをしなくて済むから楽かも」と思ってました。 しかし本谷ルートは全体的に斜度がキツくてエントリーでプレッシャーに負けて失敗しそうな気持になりやっぱりピークハントしてからDルンゼに下りることにする。
唐松岳頂上からDルンゼに下りるのはチト怖い。 ウィペット(ピック付きのストック)でバランスを確保しながら足のアイゼンを確実に効かせて慎重に下ります。
Dルンゼは北側の端に雪庇が無くエントリー容易でした。 たぶん好天の土曜日のものだと思いますが滑走跡が何本か残ってたものの、斜面に入ると深雪は完全にリセットされていて言うことなしの steep&deepでした。 実は先行の2人パーティを抜かさない様に遅れて斜面に入ったんですが、マイペースで楽しみたい方々だったのかすぐに抜いてしまい、面ツルをいただいてしまいました。 すみません。。
さて南滝の通過ですが、無難に巻いた方がいいかなと思っていたものの、不帰から滑ったらしい先行の2人が滝方向へ入った跡があり、自分も行ってみたら右岸トラバースで抜けられました。 ただ、写真ではわかりませんが、トラバース後に下りる箇所にシュルンド様のクラックがあり、横滑りでははまりそうでスキートップを浮かしながら急斜面を直滑降するような操作が必要でかなり緊張しました。
南滝の通過後はクラストした悪雪となり、苦労しながら渡渉ポイントへ。
唐松沢を滑った後はいつも満足感で満たされますが、今回も最高でした。 シーズン中に何回か行きたいルートです。
(完)