中奥川戸倉谷沢登り(台高)

沢登り

直線距離で約900m・累積標高約300m、それが中奥川戸倉谷。地形図と事前情報からだいぶコンパクトで登攀主体な素敵沢と予想していました。
それにしても度が過ぎるといったほうが良いくらい、手ごたえのある滝が連続して楽しさと緊張感のあるめちゃめちゃ良い沢でした。

日時: 2022年7月31日
山域: 川上村中奥地区
参加: yassun(SL), dai, kome, hassy, yukki(L 記録)
ヒル: 今日は見なかった

今回はkomeさんの復帰戦だし、ちょこっとハードモードにしたたかったので基本「滝は直登」で行くことにします。
ヒルに怯えつつお着替えを済ませていつものようにアホアホ集合写真でスタート開始

さっきまで本沢は明るい感じだったのに戸倉谷に入ったとたん薄暗い(基本ゴルジュの中を進む)
遡行開始してすぐに現れるのは木の刺さった5m滝

このへんはUP区間ですしサクサク登っていきます
沢復帰戦のkomeさんも夜勤明けながら軽快にのっこして行く

1つ目の本格的な滝は20m、遡行図ではすぐ上に15mも待ち構えているらしい
基本「滝は直登」モードなので一応リーダーのyukkiが工作にかかりますが・・・

ビビりんちょなyukkiは持ってる道具はバシバシ使う派、メンバーからもカム借りて行く派。
そんなこんなで悲鳴なのか雄叫びなのかわからない声を上げつつリードしていきます。
結局、マスターカム0.4(赤)キャメ0.3にピトン2枚で抜けのいやらしい所をのっこしてなんとかトップアウト。
あ~~~怖かった!ほんまに怖かった

セカンドでもなんかよくわからない声を出してみたり、半笑いを浮かべたりな謎な反応で登ってきます。空身でリードしたyukkiの荷物分も背負って登ってくれたyassunも片足抜けて冷や冷やながら重量物をものともせず流石でした。というか普通に登ってくるこのメンバーすごい。

すぐ上の15mは先に登ってくれたうちのエース2人が後続のために工作中
こういうのにやたら強いhassyがリード、抜け口がヌルヌルで悪かったけどカム2個突っ込んで慎重にトップアウト

daiちゃんが回収係買ってくれたついでに、滝身というか水線中央をシャワークライム直登にトライしていて見事にクリアしていました
突破していたんだけど、最後続だけに誰も雄姿を見れない! もうドローンとか持ち込んで撮影しちゃう?

気合いの登りをしていたdaiちゃん、ちょっと満足気

続くナメ滝3段20m、これが結構悪くて苦労しました

下の2段はまぁなんとかですが・・・悪いホールドとハイステップに強いyassunが先行してくれロープを出して安全確保。
上段が悪くて結局、これまた右岸側からまわりこんだyassunがスリングを垂らしてくれ次々引き揚げます

最後は一番体重のあるhassyを地引網のようにみんなで確保(通称hassyシフト)です

30m大滝の釜は浅い。浅いんだけどかまわず泳ぐの人が・・・
なんか魚がいっぱいいたらしい
「なんか獲れますか???」
「獲ったどぁおおおおー-----!?」とさけぶyassunが何か見つけて楽しそう

ゴルジュの中にあってここだけ開けた感じで明るく滝風もそんなに感じなかったのでココで昼休憩しましょ

こいつは上部がハングしているのでさすがに直登は無理
滝の中間部分にあるバンドを左岸から右岸へわたり小さく巻き上がって落ち口の先へ飛び出す
でも途中もろいところがあったので普通ならロープ出したほうが良いかも

でもってこの沢の見せ場という2条50m、でもそんなにあるかなぁ?なんか、穏やかだしおとなし目の印象からかあんまりピンとこない

ここは普通に左から
hassyが取り付くがラバーソールが滑ってヨロシクないよなので、フェルトなyukkiに交代
足元を入念にタワシで磨きこんでから乗り込みます、タワシは沢登に必須装備ですな~
例によってビビりんちょなのでカム差し込んで、よいしょっ!!!って感じで抜けます

最後の10m、これを登るか巻くかでちょっと考えましたが・・・
右岸沿いに行って木の根を支点に乗り越えられる?左岸からいってゴツゴツした上部クラックに大きめカム入れて?とか話し合いましたが、最終判断は・・・「巻く」です。なぜならば、お風呂(杉の湯)行って焼肉(馬酔木)へいくまでが計画だから!!!
少々心残りなのですが下山時間も考慮してこいつだけはサクッと巻き上がりで抜けておきましょう~

ココはスリング伸ばして安全確保、最短ルート巻きましたがもうちょっとだけ上から巻けば良かったかも・・・

ゴルジュ最奥にかかる25m
ここから上を見ると貧弱な作業用吊橋が見える

目の前のガレたルンぜから吊橋を目指して登りあがり遡行終了です

終わったーーーー! 焼肉やー---!

吊橋付近から地形図を頼りに稜線へ向けそれなりに急な斜面を登っていきます
所々杣道が使えるのでそれほど苦労はせず、稜線付近へでて穏やかな区間をすこし歩くとモノレール軌道に到達
あとはモノレールに沿って一気に300mほど激下れば駐車地点に飛び出します

ただし・・・日の当たる斜面なのか、めちゃくちゃ暑い

サウナのような猛烈な暑さの中を降りてきたので川の水が冷たくて気持ち良い~~~
サウナ→冷水コンボのように体が整っていくのが分かります、あぁぁぁぁぁ気持ちいい!

でもやっぱりyassunはボルダ開拓にご執心のようです
もう暑すぎて風呂に入る気も失せたし、そのまま焼肉・馬酔木へ直行して本日の沢登りは計画通り終了です
久しぶりにシビレたクライミングもできたし、中だるみのない感覚で滝があらわれ飽きさせることのない良い沢登ができました!

でも、次は癒し系の沢かな・・・
ではまた。

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