日時:2018年3月31日(土)-4月1日(日)
参加・記録:yoyu(単独)
場所:杓子岳(長野県)
二股~猿倉~樺平~双子尾根~杓子岳~白馬鑓~鑓温泉~小日向のコル~猿倉~二股の周回を目指しましたが、体力不足で樺平から撤退。 雪稜も温泉もスキーもというご立派な計画を立てておきながら恥ずかしい。。 タイトルに双子尾根と書くのどうかと思いますが、そういう計画だったという事で。。
一日目、二股に着くとかなりの車が既に駐車。 多くが八方のバックカントリー目的のデポの様子です。 南股から二股への林道は先々週の時点で時々積雪が途切れていたので、今日は結構歩かないとならないだろうけど、まだまだ八方BCは盛況ですね。 この日の朝は気温が下がったというか、普通に戻って、猿倉への林道の雪はカチカチ。たぶん登山靴でも歩き易い。 明日もこれくらい冷えて欲しいと思いながら入山しました。
猿倉に近づくと白馬岳主稜も見えてきます。上部はまだ積雪はたっぷりだけど下部はキビしそうな感じに見えます。
5kmくらいあるらしい平坦な林道歩きに飽き飽きしながら猿倉の駐車場に到着。テン泊装備やピッケル2本を含むザックは重くて既に汗ばむ。
ザックが重くて、しかもほぼ無風で暑く、しんどかったけど、標高836mの二股から2,130mの樺平まで標高差約1,300mを登って来ました。 長走沢が左に曲がってからの最後の急斜面にかかるまではスキーシールでの直登、最後の急斜面だけジグを切ったけど、シール登行で問題無かった。 樺平にはスキーヤーが杓子沢方面から長走沢へ入ったトラックが一本あっただけで、踏み跡もテント跡も全く無し。
テントを設営し終わった頃に小日向のコル方面から歩いてくる登山者の方が2名。 「明日、杓子岳の東壁を登るので、ルート工作に行きます。」と仰って通過していきました。 テントで夕食をとってると戻ってくる足音がしましたが、後でまわりを見ても樺平にテントは無く、どこに宿泊されたんでしょうか。 翌朝は3:30ころにまたザクザク通り過ぎる足音が聞こえてましたが。
二日目の朝は雲はあるけど悪くなさそうな天気で始まりました。 気温はあまり下がらなかったみたいで、寝てる時は寒く無かったけど、雪面があまり固く無い。 スキーをザックに固定してアイゼンで歩き始めましたが、しっかりしてそうな場所でいきなりズボッと沈む。 しっかりしたところとズボズボのミックスですが、太陽が出てズボズボが増え、ピッケルの柄が簡単に入る。 正直な話、長く好天が続いていたので、踏み跡がしっかりあって固い雪面だったら楽やろなーと甘い期待もあったのですが、そううまくは行かず。 一日目の疲れも残っていたのですが、しんどさに「もうジャンクションピークから長走沢を滑り下りようか。」とは「もしも杓子岳まで行っても鑓温泉に行かずに大雪渓を滑ってしまおうか。」とか、出発早々に逃げばかり考え始める我ながらの情けなさ。 この体力の余裕の無さではアブないと判断して敗退を決断。